人は見た目が9割だけど…醜い容姿コンプレックスを克服した平安皇族・忠貞王のエピソード (4/4ページ)
偉ぶることなく、親身になって問題を解決してくれる有能な国司様……忠貞王が次の任国へ発つ時、人々はさぞや別れを惜しんだことでしょう。
終わりに以上、忠貞王の生涯を駆け足でたどってきました。
生まれつきの顔はどうにもならないが、内面は努力しだいでいくらでも磨ける……ならば努力を重ねて、少しでも人々に喜ばれるようになろう。
そんな忠貞王の心意気はまさに公僕の鑑(かがみ)であり、また社会を支える人民(ひとたみ)の鑑とも言えるでしょう。
とかく我が身を飾り立て、私腹を肥やすことこそよしとされる昨今において、忠貞王の生き方を少しでも見習いたいものですね。
※参考文献:
黒坂勝美 編『新訂増補 国史大系 公卿補任 第一篇』吉川弘文館、1974年8月 佐藤謙三ら訳『読み下し 日本三代実録 上巻』戎光祥出版、2009年10月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan