まさに「友の友たり」!平安貴族・伴友足がみんなと分かち合った鹿肉と思い出 (2/4ページ)
当時、狩猟と言えば鷹と犬は必須のパートナーで、友足は彼らをこよなく愛しました。
鷹の速さ鋭さ、そして犬の忠実さを、武人の模範と尊敬していたのかも知れませんね。
「もし地獄に堕ちることがあれば……」友人たちの評価さて、ある日のこと。いつものように友足たちが狩猟を楽しんでいました。
「……お見事!」
大きな鹿を射止めたのは、百済王勝義(くだらのこにきし しょうぎ)。
「我が射止めしゆえ、我が鹿ぞ!」
自分で射止めたのだから、その鹿は自分のもの。もちろん当たり前なのですが、そんな態度に周囲は興醒めしてしまいます。
(わざわざ言わなくても、別にお前の分け前なんて求めないのに……)
たまに分け与えることがあれば大層と恩着せがましく、周囲もお義理で受け取るばかり。
一方、友足は鹿を射止めると、まずは天皇陛下への御贄(みにえ。