高速なのに遅かった!?日本史上最速の駆逐艦「島風」の誕生とその運命 (2/4ページ)

Japaaan

次に駆逐艦の役割ですが、本来の駆逐艦の目的は魚雷艇の攻撃から艦隊を守ることで、英単語では「デストロイヤー(destroyer)」と言います。

ただ、次第に用途は広がり、現在では駆逐艦の役割といえば偵察から船団護衛まで多岐に渡っています。

一般的なコンテナ船での最高速力は24ノット程度で、旅客フェリー「さんふらわあ」も24ノットで運航。メートル法で表すと時速約44kmなので日常の車の運転速度と同じ程度です。

現代の軍艦では30ノット前後が主流で40ノット(時速約74km)が出せるのはジェットフォイルなど一部の高速船に限られます。

「島風」誕生すれど…

さて「島風」ですが、日本は日露戦争勝利後の1907年、仮想敵国をアメリカに設定しました。

いずれ海上戦でアメリカ側を撃破するには、戦艦同士の決戦を行う前に駆逐艦や軽巡洋艦などで敵の戦力を少しでも削ぎ落としていく必要があります。

そのためには駆逐艦の性能を高めて、搭載する魚雷の威力も高めておかなければなりません。

日本海軍では、大正年間に1,300トンクラスで最高速力39ノットの駆逐艦ができていました。しかしさらに1939年には、公式排水量3,000トンクラスながら速度40ノット強の高速駆逐艦「島風」の開発が計画されます。先述したジェットフォイル並みの高速船です。

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