横浜流星「激辛麺を食べても崩れない」美しい横顔に感嘆!

日刊大衆

横浜流星
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第114回 「中蒙古タンメン中本」

 アイドルだって飯を食う。激辛メシの誘惑にも駆られる。激辛ブームがいったいいつ始まり、何度繰り返されてきたか、まったく自覚のないまま、ポテチのカラムーチョの宣伝文句ではないが、「〇〇が辛くてなぜおいしい!」と、何もかもが辛くなるご時世を漫然と受け入れてきた僕。この連載でも激辛中毒のアイドルを何人か紹介してきた。しかし、胃薬持参であの蒙古タンメン中本を週3回食らっている、と豪語する横浜流星には誰も勝てないのではないだろうか。

 流星は2019年1月15日配信の『FINEBOYS Online』の取材で、「最近ハマっていること」を聞かれた横浜は、絶世のイケメンらしからぬこんな告白をした。「最近というか、ずっと前からなんですが……“蒙古タンメン中本”が大好きです。しょっちゅう行きたくなってしまいます。ただ、味は大好きなんですが、辛い物を食べるとお腹が痛くなってしまうので……最近は仕事前や前日の蒙古タンメン禁止令がマネージャーさんから出ています(笑)」

■モンゴルとは全然関係ない

 蒙古タンメン中本といえば、1968年に板橋区で開業した中国料理中本に端を発する激辛麺の殿堂。屋号は創業者の姓を取っている。98年末に店主の健康上の理由によって一旦は閉店となったが、その味に惚れ込んで、20年も通い続けた常連の白根誠によって2000年に現在の店名で再開。白根は店主の元でその間修業を積み、看板商品の蒙古タンメンに特化した店を作り上げた。

 こうしたケースは珍しくないが、26店を数えるほどのチェーン展開に至ったのは稀。08年頃からセブン&アイ・ホールディングスと提携し、同年11月には日清食品の製造でコラボカップ麺を発売し、やがてチルド麺などもセブン-イレブンはじめ、イトーヨーカドーなどの店舗で全国発売され、一気に知名度を上げた。白根によれば、その店名並びに看板メニューも「寒い土地では辛いものを食べるんじゃないかというイメージで先代がつけた名前。モンゴルとは全然関係ない」そうだ。

■横浜流星は「北極ラーメン」に…

 中本の特徴は濃いめの味噌を基調とした、一味唐辛子を大量に加えた激辛スープと太い麺。「辛うまラーメン日本一を自負」するとはいえ、辛さゼロから激辛の辛さ10倍(「初めてのお客様はご注意ください」と但し書きが示されている)まで幅広いメニューを用意する。店側としてはまず、辛い物慣れした客には辛さ3の味噌タンメンか、それに自慢の辛子麻婆をかけた辛さ5の蒙古タンメンを薦めている。それらのスープは辛さの中からも大量に煮込まれた野菜の甘みが伝わり、そこが飽きさせない理由。

 しかし、余計な具は排除し、純粋に辛味を追求した辛さ10の北極ラーメンとなると、舌が火傷しそうに刺激され、(個人差はあるが)ほとんど味が感じられないほど。流星はズバリ、この北極ラーメンにハマっているという。ぼくも中本に行くと、後悔するとわかっていても、2回に1回はこれを頼んでしまう。後悔は段階的に訪れるが、まずは拭っても拭っても吹き出す大量の汗。次いで唇が腫れ、口の周りがしばらく痛い。次いでかなりの確率で胃痛が起きる。そして、翌朝のお通じでこの後悔もクライマックスを迎える。お尻が火事になっちゃうのだ。

 北極ラーメンのスープの表面には油と唐辛子が浮き上がり、地獄の炎を思わせる赤一色。それがまず舌を炙り、口内を焼き、喉を燃え上がらせて、胃袋まで熱くする。だが、食べるうちたまらない高揚感に襲われ、野球で満塁打を打ったか、ゴルフでホールインワンを決めたような陶酔に浸ってしまうのだ。流星のようにまだ若ければ、禁断症状が出るほどの中毒にもなりかねない。

■唇がバラみたいに…

 だが、飲んだ後の〆でこれを食ったら、ハイになりすぎて正直ヤバい。ぼくなど最近では土壇場で腰が引け、味噌ベースではない塩タンメン、夏場なら冷し醤油タンメンなど、あっさり食せるメニューに逃げがちである。セントラルキッチン方式を採用せず、店舗ごとに独自の、あるいは限定メニューが豊富なのも、コアなファンが通い詰める理由。流星も週3回の頻度で中本に通うなら、行く先々で中本行脚をし、各店の味の違いを楽しんでいるのだろう。

 上記記事によって流星の激辛好きは世間に知れ渡り、19年8月26日放送の『有吉ゼミ』(日本テレビ系)では“超激辛チャレンジグルメ”に挑戦ということで、池袋の「シビカラ担担麺 飯塚」でMAX辛い、「レッドモンスター超シビカラ担担麺」を汗をかきかき完食。他の挑戦者たちもその様子に呆れるやら感動するやらで、矢部美穂は「すごいきれい。顔が全く崩れないんだけど」とため息をつき、宮下草薙は「(横顔の)ラインがきれい。こんな顔になりたかった」とつぶやき、あばれる君に至っては、「流星くん、本当に美しいですよね。バラみたいな唇」と絶賛した。稀代のイケメン役者は激辛と苦闘する様すら麗しいのだった。

(取材・文=鈴木隆祐)

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