スーツの専門家が明かす、デキるビジネスマンの仕事服の選び方 (2/4ページ)

新刊JP

ですから、ビジネスシーンで着る服として「ラフ」であってはならないと思うんです。

一方で、「カジュアル」はどうかというと、ビジネスの枠内の中で、社長が自社らしさであったり、社員が自分らしさを表現するということになります。以前はみんなで同じものを着るということが当たり前でしたが、それが変化して一人ひとりが服装でキャラクターを作っていったほうがいいという時代に変わってきたんですね。

――本書を読むと、ビジネスウェアの着こなしとしてはスマートさ、カジュアルさが許容されるようになっている一方で、シンプルさがとても大切な要素になっていると感じました。スーツの着回しとして、スマートさ、カジュアルさを上手く取り入れるために、どういうところを見直していけばいいのか、アドバイスをいただけますか。

松:まずは色ですね。ファッション上級者の方々の共通点は、ファッションが足し算ではなくて引き算で成り立っているということです。ココ・シャネルも「ファッションとは、上級者になるほど引き算である」という言葉を残していますよね。特に色については、使う数を極力抑えるべきです。

ただ、それは極端に一色だけしか使わないというわけではありません。例えば同じ系統の色でトーンを作ってあげる。本書ではワントーンコーデのおすすめとしてブルー系、グレー系、ベージュ系を紹介しています。

少しずつ色を変えながらも、全体的にトーンを合わせてシンプルさを保つ。これが基本的なルールとなります。

他にも例えば茶色と紺色の組み合わせなんかはシンプルに見える世界共通の言語のようなものです。カラーリングのルールは長い年月をかけて出来上がったものですから、まずはその基本を抑えていくところからはじめると、万人からスマートに見られるスタイルになると思います。

――確かに基本に忠実であれば、事故は起きませんね。

松:そうです。

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