弁慶の一喝で虫もビビる!コオロギの鳴き声に我慢ならなかった武蔵坊弁慶の逸話【鎌倉殿の13人】 (3/4ページ)

Japaaan

荒くれ者のイメージが強い弁慶だが、僧侶としての素養も兼ね備え、義経の右筆的な役割も果たした。鎌倉満福寺にて。

「えーと、『左衛門少尉源義經乍恐申上候(意訳:左衛門少尉・源義経、恐れながら申し上げそうろう)』……と」

すると、弁慶の耳元でコロコロ……とコオロギたちの元気な鳴き声が響き渡りました。

「まったくうるさいのぅ……いかんいかん、集中しよう。『義經無犯而蒙咎 有功雖無誤 蒙御勘氣之間 空沈紅涙(意訳:義経は罪もないのに咎められ、手柄こそあれ過ちはないのにお怒りを受けた悔しさに、血の涙を流しております)』……これでどうじゃろう」

頑張って書き進める弁慶ですが、どうにもコオロギの声が耳障りで堪りません。

「うぅむ、『不被糺讒者實否 不被入鎌倉中之間 不能述素意 徒送數日(意訳:私を陥れようとする者に事実確認もせず、鎌倉にお入れ下さらないため真実を申し上げることもかなわぬまま、いたずらに数日を送るばかり)』……ぐぬぬ」

義経への同情に心乱され、更にはコオロギの鳴き声がよほどうるさかったのか、弁慶の執筆は難航したようです。

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