【吉田松陰先生の志を継承する総合施設】山口県萩市・交友館 「あがれる松下村塾」の一般利用を開始 (4/6ページ)
イケメンの若き吉⽥松陰先⽣像(銅像)
銅像は⽴像で全⾼は約1.8メートル。テーマである吉⽥松陰先⽣が著した⼠規七則を要約した3つの⾔葉「⽴志」「択交」「読書」のメッセージを込めた。
従来の吉⽥松陰像と異なり、古き慣習に抗う若き指導者の姿にこだわった。志を⽴て、恐れることなく時代の⾵上に⽴ち、書物を⼿に友らと常に学び続け、未来を⾒つめ⾏動し続けて変⾰の世代にバトンを渡した。満29歳で早世するまで時代を駆け抜けた若々しい⻘年の姿を表現した。
原型制作はJR岐⾩駅前の「⻩⾦の信⻑像」など約1千体超の彫像を⼿掛けてきた彫刻家の ⽥畑功⽒(⽇展会員・審査員)。鋳造・仕上げには400年の伝統を誇る富⼭県の⾼岡銅器の匠の⼯芸技が込められている。
題字は松陰先⽣崇敬の中⼼地、松陰神社の名誉宮司上⽥俊成⽒に揮毫いただいた。また同⽒には像のイメージ監修もいただいた。
⿊御影⽯の台座制作は、地元萩の⽩井⽯材店(明治創業)が担当した。
補足情報③:最新の⽊造建築技術CLT を⽤いた「交友館」の建築
⾵致ある歴史の街・萩の⾵景に溶け込みながらも、 モダンなアプローチで新たな価値提案をしたい。建築家・智原聖治⽒(智原聖治アトリエ/福岡市)が提案したのは、広々とした吹き抜けのホール(談話室)を中⼼に据えた、⽊の薫りに包まれる総⽊造建築だ。
提案の根幹を⽀える技術はCLTという最新⼯法である。通常、⽊造建築は線材(柱や梁)で⽀えるため中⾼層建築や広い空間の構築には不向きである。その最適解として登場したのがコンクリートに匹敵する強度の⽊製の⾯材で⽀える⼯法「CLT(直交集成板)」である。これを⽤いればビル建築も可能だという。
無機質な鉄⾻造・RC造の⾵景を変えるドイツ発祥のこの⼯法は、ヨーロッパや⽇本の先進的な建築に取り⼊れられ次々と美しい建築が誕⽣している。萩でのCLT施⼯は本館で2例⽬。智原聖治⽒はこの⼯法を⽤いた「WIL-BU⼭王(福岡市)」で2019年度グッドデザイン賞にも輝いている。
交友館の総敷地⾯積は約885平⽅キロメートル。