お尻にシッポ?2つの顔に4本足!?古事記に登場する謎に包まれた異形の神々たち (2/3ページ)
筆者は何か酸素を供給するためボンベにつながれた潜水服を想像してしまいました(笑)。
イヒカは奈良県にある井光神社や長尾神社で祀られ、水神または井戸の神として信仰されています。水光姫命(みひかひめのみこと)という祭神名で祀られていることもあり、この場合は白蛇の化身とされ、蛇の頭にあたるのが同じ奈良の「大神(おおみわ)神社」、そして尾が「長尾神社」だとみなされています。
すると、このイヒカは豊かで長い吉野川そのものを擬人化した存在で、川の事なのかもしれません。そしてその光り輝く美しい場所に住む先住民という意味なのかもしれませんね。
両面宿儺(リョウメンスクナ)仁徳天皇の時代、『日本書紀』に登場する飛騨の国の者で、「1つの胴体に2つの顔、胴体それぞれに手足を持っており、頭頂部が合わさっていてウナジが無く、ヒザはあるが、ヒカガミ(ヒザ裏のくぼみ)とカカトが無かった」という特徴をもっています。
これらの特徴から、スクナはシャム双生児だったのではと想像されています。非常な怪力で一度に40、50人を相手にしても負けず、4本の足で走るととてつもなく速かったといいます。
岩窟に住み、夜になると人里に降りてきて家に押し入り金品強奪を働きましたため、人々は恐れおののき、武振熊命(たけふるくまのみこと)によって討伐されたと記されています。天子様に忠義を誓えば命を助けてやるといわれるも、生まれた土地で殺される方が本望といって、首を切られたとか。
しかし岐阜県の民間伝承では「悪鬼や竜を退治して民衆を救った」、「農業を指導した」などの善行も伝えられ英雄視されている面も。飛騨高山では千光寺を開山したとされており、「両面宿儺像」が祀られています。
蛭子(ヒルコ)日本の古代神話『日本書紀』『古事記』に登場するイザナギノミコトとイザナミノミコトが国生みの神とされているのはご存じの通り。