竜雷太「ショーケンや松田優作、水谷豊くん…『太陽にほえろ!』では“なんだかこいつは面白い”という人に遭遇することが多かった」 (2/3ページ)

日刊大衆

ショーケンや松田優作はもちろん、1話のゲストで出た水谷豊くんにも感じましたね。

 台本に書かれていることが、彼らを通すことで、違う輝きを放つんです。そんな人たちに出会えたのは、すてきな経験でした。

■一度だけ、やめさせてもらったほうがいいんじゃないかと、プロデューサーに相談

『太陽にほえろ!』には10年間、ゴリさんとして出演させてもらいました。周りの人から、「ゴリさんだけじゃなくて、もっといろんな役をやったほうがいい」なんて言われたこともありましたが、この作品が嫌になったことは一度もありませんでした。

 ただ、実は一度だけ、やめさせてもらったほうがいいんじゃないかと、プロデューサーに相談したことがあるんです。6年目くらいのときでした、長年出演する中で、「僕はこのドラマの力になれているのだろうか? 足を引っ張ってはいないだろうか?」と心配になったんですね。

 ところが、うれしいことに「やめることはまかりならん。10年はやってくれ」と言っていただけた。それから殉職するまでの4年間は、他の仕事をせず、前向きに、専念して撮影に臨めました。こうして振り返ると、32歳から42歳まで、ゴリさんとして過ごしたのは、本当に楽しく、幸せな10年間でしたね。

 松竹入社から今年で60年です。人間力のある方々に助けられて、数多くの作品に出させていただき、俳優をやってきました。だから「竜雷太の人間力は何だ?」と問われたら、そういう人たちに出会えて、嫌われなかったことでしょうか(笑)。

 今は『ねこ物件』(TOKYO MX他)というドラマで、大好きな猫と共演しているんです。ただ、この猫たちがなかなかヤンチャで、監督の言うことを聞かない。でも僕が撫でるとおとなしくなって撮影が進むんですよ、調教師として僕はなかなか優秀だったのではないかと思っています(笑)。

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