わずか2週間で目標金額に到達し、ストレッチゴールに挑戦!映画『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』劇場公開応援プロジェクト! (2/5ページ)

バリュープレス


特に高く評価されたのは、現代の東京をディストピア的に捉えたその映像美と、研ぎ澄まされた音響でした。
監督/撮影を務める北尾和弥の、都市をフレームで抉り取るような画面構成や光と影の捉え方は、そこにある景色を全く別の劇空間へと変質させます。
そして全てアフレコで再構築され、徹底的に無駄を削ぎ落としながらも雑味たっぷりな音響。
それは、静かにその空間を漂いながら、時にフレームを壊してしまいそうなほどに鋭く襲い掛かるのです。
これらは、アンドレイ・タルコフスキーやタル・ベーラ、アピチャッポン・ウィーラセタクンらを思わせるような不思議な時空感覚、マルグリット・デュラスやストローブ=ユイレ、更にはハル・ハートリーの影響をも感じさせる浮遊するような言語感覚と相まって、映画に独自の世界観と圧倒的な強度をもたらしています。
そういった映画を構築する全てが、一台の一眼レフカメラと三脚、安価な数本のレンズ、たった三十数万円の予算で作られたこの映画を、ただの「異質な映画」に留まらせず、新しく優れた「都市のダークファンタジー」と言われる様な異様な魅力を放つ映画へと昇華しているのです。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NzQ2MCMyOTcyNTAjNzc0NjBfc1FLVGRtTmxSRy5qcGc.jpg ]
そんな本作ですが、長尺である事、昨今の映画の様式から遠い内容、更にはコロナ禍の影響もあり、国内の映画祭では上映の機会を得られず、これまで日本国内の人の目に触れることは叶いませんでした。
そういった意味では、「逆輸入映画」とも言える作品です。
「世界で評価されたその可能性を、より多くの人へと響かせなければならない。」そんな想いから我々は、自主配給での劇場公開へ向けた活動を始め、配給・宣伝資金を集めるためのクラウドファンディングを始めるに至りました。
「わずか2週間で目標金額に到達し、ストレッチゴールに挑戦!映画『私はどこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか、そしてあなたは・・・』劇場公開応援プロジェクト!」のページです。デイリーニュースオンラインは、劇場公開モーションギャラリー海外映画祭受賞クラウドファンディングネットなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る