第7回「斎藤茂太賞」が、佐藤ジョアナ玲子『ホームレス女子大生 川を下る inミシシッピ川』に決定! 旅の魅力を伝える優れた書籍を選出した第4回「旅の良書」も発表 (2/4ページ)
また、「旅の良書」は、基本的に中学生以上を対象として、旅の持つさまざまな魅力を読者に伝えてくれる優れた書籍を選出するもので、斎藤茂太賞の選考過程でセレクトしたすべての作品を対象として、斎藤茂太賞の選考システムを活用して斎藤茂太賞実行委員会が選考・選出し、日本旅行作家協会の理事会の承認を経て認定するもの。今年が第4回目の発表となる。日本旅行作家協会選定の「旅の良書」マークを、選ばれた「旅の良書」の版元へ無償で提供する。
なお、第7回斎藤茂太賞授賞式は東京・内幸町の日本プレスセンター内 レストラン・アラスカにて、2022年7月27日(水)に行われる。
[第7回「斎藤茂太賞」受賞作]
『ホームレス女子大生 川を下る inミシシッピ川』佐藤ジョアナ玲子(報知新聞社)
[選考委員]
下重暁子(作家・日本旅行作家協会会長)
椎名誠(作家・日本旅行作家協会名誉会員)
大岡玲(作家・東京経済大教授)
芦原伸(ノンフィクション作家・日本旅行作家協会専務理事)
種村国夫(イラストレーター・エッセイスト・日本旅行作家協会常任理事)
[第7回「斎藤茂太賞」最終候補作]
■『JK、インドで常識ぶっ壊される』熊谷はるか(河出書房新社)
■『ホームレス女子大生 川を下る inミシシッピ川』佐藤ジョアナ玲子(報知新聞社)
■『旅する少年』黒川創(春陽堂書店)
■『戦争とバスタオル』安田浩一・金井真紀(亜紀書房)
[選評]
選考委員 下重 暁子(作家・日本旅行作家協会会長)
最終選考に残った4作品は、いずれも個性的で読みごたえがあった。中でも『ホームレス女子大生 川を下る inミシシッピ川』は、実体験した人でないとわからない、川とその周辺の様子が臨場感たっぷりに書き込まれていて、ぐいぐい引き込まれた。『旅する少年』の黒川創氏は、初めての旅ものだそうだが、さすがに文章もうまく構成も確か。中学生のときにこんな旅をしたことにも驚かされる。ただ、すでに作家としての実績もあるプロの手による、いわば王道すぎる作品であり、むしろインパクトに欠けるように思う。