豆腐の調理法を100通り記した江戸時代のベストセラー『豆腐百珍』は今でも価値あるレシピ本 (2/3ページ)
『豆腐百珍』の内容について、まず調理の内容ごとに分けると、煮物が55品、焼きが20品、揚げ物が16品と多く、調味料で分けると、醤油を使った料理が44品、味噌を使った料理が18品です。醤油を使って煮物を作る文化がすでに完成していたことが分かります。
内容豊かな『豆腐百珍』調理法や味だけではなく、豆腐料理100品を尋常品、通品、佳品、奇品、絶品の6種類に分けており、それぞれの味の評価も記載していました。
例えば、紹介されている「草の八杯豆腐」は、今で言えばおろしぶっかけ太うどんのようなものです。当時の惣菜の中では人気料理で、江戸時代後期に発表された料理番付で最高位となるようなメニューです。
また100番目に紹介されている「真のうどん豆腐」は薬味におろし大根・唐辛子粉・ネギ・陳皮(乾燥させたミカンの皮)、浅草海苔が挙げられています。なんともおいしそうですね。
