健康の鍵は「口の中」にあり!健康寿命を延ばす「オーラルフレイル」とは? (3/3ページ)
唾液には抗菌作用、粘膜保護作用、消化作用、成長因子増加など全身の機能を維持するために欠かせないさまざまな役割がある。
しかし、加齢に伴って唾液の分泌量は低下。米国歯科医師会誌によると、65歳以上になると3人に1人(人口の17〜29%)が唾液分泌障害=ドライマウスの症状を抱えているのが現状だ。
また、日本でも「口腔内が常時乾燥していると感じる人」は、年代が上がるほど増加傾向にあると斎藤先生は言う。
その理由の一つとして、加齢とともに酸化ストレス(活性酸素の量に対して抗酸化力が少ない状態)が蓄積することが分かっており、酸化ストレスが高いと唾液分泌量が少ないことが報告されている。
また、唾液腺は交感神経と副交感神経に支配されているため、ストレスが高いと交感神経が優位になり、唾液分泌が抑制されてしまうことが分かっている。
そんな唾液の分泌を増やす方法として斎藤先生がおすすめするのが、カラオケなど歌を歌うこと。意外な方法だが、歌うと唾液分泌量が増加するのだそう。
また、同時に嚥下能力が亢進し、咬合力も増加、免疫力まで強化されることが分かっているという。
ここには好き嫌いや上手く歌えたかは関係なく、単純に歌うことを楽しむことでストレスが減少し、ポジティブな感情の促進にも繋がるとのこと。
また、斎藤先生の研究で唾液分泌量を改善することが示された「還元型コエンザイムQ10」も効果的だそう。唾液の分泌に必要な、細胞のエネルギー産生と抗酸化を助けるはたらきをもっているが、加齢やストレスによって減少してしまうという。
サプリメントで簡単に摂取することが可能であるため試してみてはいかがだろうか。
みなさんもぜひ、元気で楽しく長生きするための参考にしてみてほしい。
【参考】
※日本ヘルスケア協会 生き活きライフ部会
https://jahi.jp/