「客は選び、捨てろ」商売繁盛に不可欠な成功法則 (1/4ページ)
「お客さまは神様」とは言っても、お客にはいい客も悪い客もいる。
繁盛はして欲しいが、横柄だったり、社会常識がなかったり、過度に怒りっぽかったりする客には、できるだけ来て欲しくないというのがお店側の本音だろう。
こうした「スジの悪い客」をすっぱり捨てるのは勇気がいるものだが、それこそがスモールビジネス成功のカギだとするのが『お客を捨てる勇気』(クロスメディア・パブリッシング刊)だ。
お店はどのように「大事にする客」と「そうでない客」を選別するのか。それがなぜビジネスの成功に結びつくのか。自身でも複数の店舗を経営し、成功させている著者の中谷嘉孝さんにお話をうかがった。今回はその後編だ。
■「明確なニーズを持っているお客は多くない」――大事にすべきお客か捨ててもいいお客かを判断するために大切なのが、お店の売りやミッションなどの「旗」です。この旗を作る時に注意すべきポイントがありましたら教えていただきたいです。
中谷:本の中でも書いていますが、まずは、ありきたりでファジーな旗にならないこと。たとえば「アットホームなお店です」と打ち出している居酒屋があるじゃないですか。
――ありますね。
中谷:アットホームなことしか売りがないなら、お客さんは家に帰って飲みますよ。家が一番アットホームなんですから。こういう旗だと意味がないんです。
上手くいっている店の真似ごとではなく、自分自身が本当に追求したいことなのかどうか、その情熱や想いがしっかりこめられた旗を打ち出すのが大切です。
――また、「旗」はどのように打ち出していけばいいのかについてアドバイスをいただければと思います。
中谷:これから出店や商品発売を予定しているのなら、そのまま屋号や商品名に反映させる。