プレデターのマスクをしたウクライナの狙撃兵、終わりの見えない戦いに心が折れる
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ロシアがウクライナに侵攻してから6月24日で4か月を迎えた。今もなお、ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍の戦闘が続いている。
終わりの見えない攻防戦が続き、最前線にいるウクライナの兵士たちは憔悴しきっているようだ。
ある狙撃兵はSF映画「プレデター」のマスクをかぶり、エナジードリンクを片手に、その心中を語っている。「私の心はガラスのように砕けてしまった」と。
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Ukrainian sniper & his true thoughts...・心が折れてしまったウクライナの狙撃兵
ギリースーツを着て、プレデターのマスクを被った、キャスパーという名で呼ばれるウクライナの狙撃兵は地面に座り込み、エナジードリンクの蓋をナイフで開けようとしている。
撮影者が「キャスパー、カメラに向かってなんか話して」と言ったところ、ため息をつき、「私の心はガラスのように壊れてしまった」」と語る。
「先が見えない、らちが明かない、生きている意味が見いだせない...」
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だがこんな冗談を言う余裕はすこしはあるようだ。「しかもおまえをダンスに誘ったら時給2000ドルっていうし(笑)」
そう言いながら兵士はナイフを頭にあて敬礼に似たポーズをとった。
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この動画がYoutubeに投稿されると、
「エイリアン(ロシア)vs プレデター(ウクライナ)って感じだな。大丈夫、ウクライナ兵の頭の中には一杯脳みそが詰まってる」、「プレデターが共闘してくれるなら、ウクライナを勝利に導いてくれる!」、「私はこの英雄のユーモアセンスが大好きだ」などのコメントがあり、多くの人が「
Slava Ukraine(ウクライナに栄光あれ!)」とエールを送った。
現在のウクライナ情勢に関してはNHKが随時まとめているのでそちらを参考にして欲しい。
ロシア軍は東部2州に重点的に戦力を投入、ルガンスク州(ルハンスク州)を完全掌握することを目指し、ウクライナ側の拠点であるセベロドネツクや隣接するリシチャンシクで攻勢を強めていた。
6月24日、州知事は、セベロドネツクのウクライナ軍は同地から撤収することを表明、ウクライナ軍が実際に撤収すれば、ロシアがルガンスク州の完全制圧を進めていくとみられている。
written by parumo
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