現代でも通じる内容ばかり!儒学者・貝原益軒の『養生訓』に見る健康の秘訣とは? (2/3ページ)
つまり、治療だけではなく「予防」の観点も存在していたということです。
この、「予防」の観点から江戸の人たちがよく読んでいたのが、先にも挙げた『養生訓』です。
現代に通じる『養生訓』『養生訓』は8巻にまとめられており、飲食・喫煙・入浴・薬の服用などさまざまな分野に関して記されています。
いくつか見ていきましょう。
・過食は避け、自分に合った適度な運動を毎日行う
・旬のものを食べる
・食事は薄味にして、濃い味のものや脂っこいものは食べすぎない
・塩分の少ない食事をする
・病気になってから治療するのではなく、病気になることを防ぐ
・身の回りを清潔にする
・高齢になってからは無理をしない
今の時代でも十分通じる内容ばかりですね。医学的・科学的知見が今ほど発達していなくても、こういったことは江戸時代の人々はしっかり理解していたのです。
益軒は、特に食事には注意を払っていたようです。彼は福岡藩の武士の子として生まれましたが、幼少期は体が弱かったため、体を動かすよりも学問に没頭する機会の方が多かったようです。
