不眠、高血圧、うつ……「腸」の状態と関係する意外な病気 (1/2ページ)

新刊JP

不眠、高血圧、うつ……「腸」の状態と関係する意外な病気(*画像はイメージです)
不眠、高血圧、うつ……「腸」の状態と関係する意外な病気(*画像はイメージです)

「健康」と「腸内環境」の関係が知られるにつれ、
「毎日、ヨーグルトを食べています」
「朝はいつも納豆ごはんです」
と「腸活」にはげむ人が増えています。

しかし、腸が「なぜ」「どれくらい」健康に良いのかまでは知らない人がほとんどなのではないでしょうか。

『結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法』(アスコム刊)によると、以下の病気・体調不良は、腸の状態と関係があるのだそう。

うつ、認知症、感染症、アレルギー、花粉症、肥満、糖尿病、高血圧、動脈硬化、肌荒れ、むくみ、体臭、不眠、慢性疲労、便秘、下痢、小腸炎、大腸炎、潰瘍性大腸炎、すい炎、大腸がん、肝臓がん…など

こんなに多くの病気や症状が「腸」と関わっています。腸内環境が良好であれば、こうした病気や症状の予防につながるのです。まさに健康は「腸が9割」といっても過言ではないでしょう。

■全身の健康に腸が果たす役割とは

かつては消化吸収が主な役割と思われていた腸ですが、近年の研究でその役割は多岐に渡ることがわかっています。

●ウイルスや菌の侵入を防ぐ「免疫抗体」を作る
●「幸福感」をつかさどるホルモンの分泌
●全身の健康に欠かせないビタミン類の生成

これらはすべて腸の仕事です。
一連の役割に大きく関わっているのが善玉菌です。特に、善玉菌が出す「短鎖脂肪酸」という物質は消化吸収を助けるだけでなく、免疫細胞を活性化させたり、幸せホルモンの一種「セロトニン」の分泌を促したりします。

それに対して、健康に害を及ぼすのが悪玉菌です。
みなさんは、具体的に何が「悪」なのかご存じでしょうか。意外と知られていないのですが、悪玉菌が出すガスが問題なのです。

胃や小腸で消化しきれずに大腸まで流れてきた肉類のカスなどのタンパク質をエサとして、悪玉菌が腸内で腐敗ガスを発生させます。このガスは腸の血管から体内へ侵入し全身を巡りさまざまな健康被害を及ぼします。先述した、肌荒れ、高血圧、糖尿病、動脈硬化、ガンなどに関連するとも言われています。

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