石化したように体が動かなくなってしまう「カタトニア(緊張病)」とは? (2/4ページ)
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・なぜ彼らは動けなくなるのか?
カタトニアを経験した大勢の患者の症例記録を見てみると、症状が緩和された後に何が起こっていたのかを話してくれた患者も数人いた。
だが、多くの患者は、なにが起こっているのか気づいていないし、覚えてもいなかった。
ある者は、とてつもない恐怖を感じ、またある者は、長期にわたる硬直状態に苦しんでいたと証言した。いずれにしてもまったく身動きできない状態が共通の症状だ。
おもしろいのは、この人たちはカタトニアについてきちんと筋の通った説明をしていることだ。ある患者について、医師は次のように書いている。
この患者はひざまずき、床に額をつけていた。彼曰く、自分の命を守るためにこうした姿勢をとっていて、首専門の医師に診察してもらいたいと、繰り返しお願いしているのだという。本当に自分の頭が今にも落ちそうだと信じ込んでいたら、床に額をつけておくというアイデアは悪くないかもしれない。
自分の頭が首からもげて落ちてしまいそうなのだと、彼は言い続けている
声(幻聴)があることをやるようにと指示してくるという患者もいる。また、もし動いたら頭が爆発してしまうと言われた者もいた。
これは、じっとして動かない症状のかなり切実な理由と言えるだろう。また、飲んだり食べたりしてはいけないと、神に言われたと思っている患者もいた。