キャンプをする人の排泄物が社会問題に。観光地に垂れ流す人が続出し規制を強化 (2/4ページ)

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・排泄物を垂れ流し、置きっぱなしのキャンパーが続出
 ニュージーランドでは、「Self Contained(必要な物が全てそろっている)」と認定されたトイレと汚物タンクが装備されたキャンピングカーであれば、一部の禁止エリアを除き、国内500か所以上での車中泊が認められている。

 車載トイレの汚水や使用済みの廃水は、環境を維持するために汚水廃棄場に持ち込んで正しく処理しなければならないのだが、それらを観光地に捨ててしまうキャンパーが続出している。

 更に、人気のある観光地の野外で用を足し、排泄物やトイレットペーパーが散らばるという光景が目立ち、キャンプをする人々が非難されている。

 国内では、公衆トイレ以外の公共の場で、排便または排尿することは違法とされている。また、キャンプ中は、水路から少なくとも50m離れた場所で排泄を行い、廃棄物は少なくとも15cmの深さに埋められていることを示すよう法律で義務付けられている。

 ところが、「観察されていない」「誰も見ていない」という意識から自然の中で排泄をし、200ニュージーランドドル(約17000円)の罰金を免れる人々がいる。

 一部の地方自治体がキャンプをする人々をホットスポットから完全に禁じることを求めるようになり、2020年後半には地元住民と政府、キャンパーたちの間で起こった摩擦がピークに達した。
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