キャンプをする人の排泄物が社会問題に。観光地に垂れ流す人が続出し規制を強化 (1/4ページ)

カラパイア

キャンプをする人の排泄物が社会問題に。観光地に垂れ流す人が続出し規制を強化
キャンプをする人の排泄物が社会問題に。観光地に垂れ流す人が続出し規制を強化

[画像を見る]

pixabay

 国土の広さに対して圧倒的に人口が少なく、手つかずの美しい自然が広がるニュージーランドは、1年を通して多くの観光客を魅了している。

 2011年夏には、自然の中で過ごす醍醐味をアピールした「フリーダムキャンプ」がスタートし、「Freedom Camping Act 2011」という規定に基づき、キャンプをする際の細かいルールが定められたが、ここにきて問題が発生している。

 監視されてないという理由で、トイレ以外の場所で排泄するキャンパーが後を絶たないのだ。キャンピングカーの汚物を捨てていくキャンパーもいる。そこで今年の夏、更なる規定の強化がなされることとなった。

・自由にキャンプを楽しむ「フリーダムキャンプ」がもたらした問題
 2011年にニュージーランドキャンプ協会によって発足された「フリーダムキャンプ」は、国内の至る場所にキャンピングカーで自由に旅をしながら自然を満喫できるもので、国民のみならず外国人観光客もキャンプを楽しむ人が増えた。

 ピークは、ちょうど国がコロナで国境を閉鎖する直前の2019年で、政府のデータによると約24万5千人ものキャンパーが記録されており、そのうち9万1千人はニュージーランドの住民だったそうだ。

 しかし、フリーダムキャンプを楽しむ人が増えれば増えるほど、ルール違反をする人も増えてくる。

 それらは環境へ悪影響を及ぼすものだ。特に社会問題となっているのは、人気のある観光地で、トイレ以外の場所での排泄物問題だ。
「キャンプをする人の排泄物が社会問題に。観光地に垂れ流す人が続出し規制を強化」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧