NASAが地球外生命体の存在が期待されるエウロパとエンケラドゥスの海を探査するためのロボット研究に出資 (2/4ページ)
プルーム、破砕した氷の殻、液体の海(熱水プルーム付近の底部は白濁)、岩石質の内部を示す / image credit:Nasa/JPL・衛星の海の中を直接探査するロボットの群れ
そこで今回、エウロパとエンケラドゥスの海の中を直接探索しようという斬新なアイデアがNASAに提案された。
それが「SWIM(Sensing With Independent Micro-Swimmer)」というスマホサイズのロボットの群れを使った方法だ。
この構想によれば、まず氷の地殻にランダーを着陸させ、原子力電池の熱で氷を解かしてトンネルを掘りつつ、探針を延ばす。
探針が海に到達したら、そこから50機のSWIMを発進させ、冷たい海の中を探索させる。
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SWIM構想の全体像。エウロパやエンケラドスの氷殻にランダーを着陸させ、氷に穴を開けて探針を貫通させる。海に到達した探針からSWIM各機が発進し、生命の証拠を探る / image credit:NASA/JPL-Caltech
各SWIMは、全長12センチのくさび形。推進器、内蔵コンピューター、超音波通信機、センサー一式(温度、塩分、酸性度、圧力、化学物質)が搭載されている。
50機のSWIMは魚の群れのように泳ぎながら、生命の証拠が残されていないか探る。群れの先頭と最後尾の機体が測定値を比べ合い、温度や塩分濃度のムラをリアルタイムで測定するなんて面白い工夫もある。
氷殻で待機しているランダーには中継機としての役割があり、各SWIMから受け取ったデータを地球へ送信したり、地球から受信した新しい命令を各機体に伝えたりする。