プロレスの天才・武藤敬司、来春引退…「去年の夏頃から考えていた」「周りを見渡すと引退した多くの先輩たちは…」直撃インタビュー (2/2ページ)
■周りを見渡すと引退した多くの先輩たちは大変そう
本来、股関節は骨盤と大腿骨の間に軟骨があって、それがクッションの役目を果たしているんだけど、俺は長年、負荷を加えているから軟骨が削れちまって、奇形してるんだ。お笑い芸人の千原ジュニアが股関節を人工関節にするってニュースを見たけど、俺の場合、膝に続いて股関節まで人工関節にしたら、完全にプロレスはできない。だから、遅かれ早かれということなら、きっちりとゴールを決めようと思ったんだ。
俺も今年の12月で還暦。普通のサラリーマンなら定年を迎える年齢だから、老後の生活も考えるわけだ。周りを見渡すと、俺の尊敬する天龍(源一郎=72)さんをはじめ、引退した多くの先輩たちは激闘の代償として、車イスになったりと、大変そうなんだよ。まともに歩ける人はほとんどいなくて、同期の蝶野(正洋=58)も腰を痛めて杖をついているしね。
それプラス、俺に“引退”という言葉を考えさせたのは、大谷(晋二郎=49)の件も、やっぱり少なからず関係しているよね」
今年4月、武藤の新日本時代の後輩であり、プロレス団体・ZERO1のエースである大谷晋二郎が、試合中の事故で頸髄損傷の大ケガを負った。いまだ、首から下が動かせない状態だと報じられている。
「ああいうのを見たら、いつ自分が、そうなってもおかしくない年齢になってきているからさ。年を重ねると、筋力や反射神経が落ちて、思わぬアクシデントが起きる怖さも年々、感じるし、ただでさえ膝も股関節もかなり悪いわけだから。大きな事故が起こらないにしても、これ以上、悪くなったら、将来、家族に苦労をかけてしまうからね」
現在発売中の『週刊大衆』7月25・8月1日号では、武藤敬司の伝説の名勝負も多数紹介している。