植物はストレスを受けて辛い時、鎮痛剤を生成して自己治療する (3/5ページ)

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 今回の研究では注目されたのは、「MEcPP」という早期警戒分子だ。

 これは細菌やマラリア原虫にも見られる分子なのだが、植物の場合、これの蓄積がスイッチとなって、サリチル酸生成といった化学反応が起きているようだ。

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ストレスで色が変化する植物 / image credit:image credit:Jin-Zheng Wang/UCR・ストレスに強い植物開発のヒントに
 この発見は、気候変動、地球温暖化が進み、植物にとってますます過酷になる世界では、非常に重要な知見になるかもしれない。

 植物遺伝学者ジンジャン・ワン氏は、「致命的でない量なら、活性酸素は救急コールのようなもの。サリチル酸のような防御ホルモンを生成させる」と説明する。

 多過ぎれば毒になるのだからいわば諸刃の剣だ。だが、うまく使いこなせば、暑さや水不足などに強い作物を作れるかもしれない。

 「これをヒントに、作物を強く改良したい。ますます暑くなる世界で、食糧を供給するには重要なことだ」と、ワン氏は言う。
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