日本がコロナ感染最多を記録する一方で、日常が戻る欧州「もうコロナ禍は終わった」の声も (1/2ページ)

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 まだまだ猛威を振るっている新型コロナウイルス。27日には、WHO(世界保健機関)が日本の24日までの1週間当たり新規感染者数が約97万人で、世界最多だったと発表し日本人を驚かせた。猛暑日が続く中、マスクを外すかという議論が続いているが感染者数の推移を考えるとなかなか一筋縄ではいかないだろう。コロナ禍前の生活に戻るにはまだまだ時間がかかりそうだ。

 一方、世界ではどうなのだろう。ヨーロッパの中でもコロナ規制廃止に慎重と言われていたドイツではすっかりコロナは忘れ去られた存在のようだ。ここ1週間、1日当たりの新規感染者数は9万人から14万人ほど。しかしピーク時は新規感染者数が60万人近くおり、15万人前後を何度も経験していることから、現地の人によると「特に驚きはない」という。ドイツは現在も新規感染者のカウントをしてはいるものの、土日は更新されず月曜が増える傾向にあり正確とは言い難い。検査数は10週間で25万回前後。こちらはコロナ流行時に検査をし始めた時期からあまり数は変わらない。現在も至る所に検査所があり、条件によっては無料で検査ができるため症状が出れば検査をするという人が多いのだろう。

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 日常生活もすっかりコロナ禍前に戻っている。スーパーマーケットや飲食店では距離を空けるよう、床に1.5メートルごとにステッカーのようなものが貼られていた。だが今も貼られているものの守っている人はほぼいない。レストランはコロナ禍前のように机が密集した状態で並べられ、混雑時は人でごった返す。電車やバスなどの公共交通機関ではマスクの着用が必要だがそれ以外は不要で、街を歩いてもマスクをしている人を見かける方が珍しい。

 先月までは対策のためかマスクをしてスーパーマーケットに入るお年寄りは多かったが、今はそんな光景もあまり見られない。着用義務がある公共交通機関でさえも、数カ月前まではマスクをしていなければ注意をされることが日常茶飯事だったが、今はマスクをしていなくても気にする人は少ない。

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