阪神の巨人3タテ失敗、原因は矢野監督? ワンサイドゲームを招いた致命的采配ミスとは (1/2ページ)

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矢野燿大監督
矢野燿大監督

 完封負けは今季18度目、首位ヤクルト追撃の一番手である阪神が“G3タテ”に失敗した(8月4日)。気になるのは、昨夜から続く矢野燿大監督の淡泊なコメントだ。

 「もちろんスライダー系がいいだろうけど、そんなにビックリするようなのがないから。アバウトに行くと、今日みたいな感じになっちゃう」

 矢野監督は完封負けと巨人先発・山﨑伊織の印象を聞かれ、トラ打線の不甲斐なさを嘆いた。

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 気持ちは分かる。この日は三塁ベースさえ踏むことができなかったのだ。昨夜までの強気はどこへ…。「アバウトに」と矢野監督はボヤいたが、敗因はベンチにもある。

 「2回裏、ピッチャーの山崎に打席が回った時、『バントはない、ヒッティングの強攻策だ』って分かったんですが。守っていた野手はもちろん、阪神ベンチは誰も指示を出しませんでした」(プロ野球解説者)

 中田翔の適時打で先制点を挙げた後、大城卓三、中山礼都もヒットを放ち、スコアは「0-3」。無死一・三塁となって、投手・山崎が打席に立った。

 スクイズなどバント系の作戦が定石だが、原辰徳監督はベンチ内で「バットを振るジェスチャー」をハッキリと見せた。三塁側の阪神ベンチからも見えていたはずだ。取材エリアからも見えた。しかし、矢野監督や阪神ベンチは“無言のまま”だった。

 「原監督の采配は強気です。あんなに分かりやすく『打て!』と指示が出たら、逆に阪神ベンチは『裏をかいてスクイズ?』と警戒したかもしれませんが」(ベテラン記者)

 山崎のバットから追加点が生まれ、巨人のワンサイド・ゲームになっていく。何人かのトラ関係者に聞いたところ、「打て!」のジェスチャーは矢野監督たちも見えていたようだ。「山崎のヒットは結果論にすぎません」(関係者)と話していたが、守備位置を確認させるなどしておけば、バッテリーも慎重な配球に変えていたはずだ。

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