入浴中は要注意!源頼家だけじゃない、お風呂が命取りになった源氏の者たち【鎌倉殿の13人】 (3/5ページ)
景宗)と郎党の橘七五郎(たちばな しちごろう)の3人で湯屋の裏に潜みます。
「どうせこの先、平家の追手から逃れられやしないんだ。いっそ我らの手で討って、平相国(清盛)様の恩賞に与ろうぞ……」
いかに豪傑といえども、丸腰丸裸であれば討つのもたやすい……虎視眈々と隙を窺う3人でしたが、そんなこともあろうかと義朝は郎党の金王丸(かなおうまる)に護衛をさせていました。
(金王丸はなかなかの豪傑。これでは手が出せぬ……)
しかし待てば海路の何とやら、少し時間が経って、義朝が湯から上がろうと着替えの帷子(かたびら。ここでは肌着)を所望します。
「誰か、誰か帷子を持たぬか!」
金王丸が何度呼んでも、誰も来ません。仕方なく金王丸が取りに行った隙を狙って3人が突入。
「おのれ、裏切ったな!」
果敢に抵抗するも武運もはや尽き果て、義朝はあえなく討ち取られてしまったのでした。
『保元物語』より、丸裸で生け捕られた源為朝