中世の修道士たちは寄生虫まみれだった。遺骨調査で明らかに (2/4ページ)

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 研究グループによると、一番多かったのは「回虫(Ascaris lumbricoides)」だが、「鞭虫(べんちゅう:Trichuris trichiura)」もよく見られたとのこと。どちらも衛生環境が悪いせいで広まるものであるそうだ。

 今回の新しい研究では、英国ケンブリッジの修道院の修道士19 人と地元住民25人の遺骨を調査した。

 その結果、聖アウグスチノ会の修道士の58% が、回虫または鞭虫に感染していることがわかったのだ。地元住民の感染率が32%だったのと比べると2倍近く多い。

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骨盤周辺の土で見つかった回虫の卵 / image credit:Cambridge Archaeological Unit/ via%3Dihub" target="_blank" title="" rel="noopener"Science Direct


 中世ヨーロッパの衛生環境は、今日とは比べ物にならないくらい悪かった。

 ほとんどの家には水道などなく、用を足すときも”おまる”にしていた。排泄物を介して感染する寄生虫にとって、このような不衛生な状況はさぞや都合がよかったことだろう。

 一方、修道院は比較的マシだった。トレイを流すための水道設備が整っており、当時としては清潔さという点で一歩進んでいた。
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