千と千尋の神隠しにも出ていた?雅楽の舞「蘇利古(そりこ)」の実に奇妙な面の謎【その1】 (3/4ページ)

Japaaan

蘇利古(そりこ)

舞楽図 画:高島千春 文政11(1828)蘇利古

上掲は『蘇利古』を舞う人の姿です。手には楚(すわえ)と呼ばれる細長くのびた枝を持っています。

舞楽では中国系を源とするものを左方の舞として左舞、朝鮮半島系を源とするものを右方の舞として右舞と呼びます。

『蘇利古』は雅楽右舞の“曲名”で、朝鮮半島系の流れをくむものです。

また「古事記」では、応神天皇の時代(270年頃)に百済人である須須許理(すすこり)が日本に来て、酒を造って之を献じたことが書かれており、須須許理が蘇利古(そりこ)と音が近いので、曲名はここに起こったのであろうと記されています。

そして古代の朝鮮において酒を醸造する時には、必ず先ず井戸と竈とを祀り、また舞を演じたので、竈祭舞(かまどまつりのまい)とも呼ぶと書かれています。

蘇利古の雑面

前掲の写真の雑面は『蘇利古』の雑面です。

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