ニューヨークでホイップクリーム缶の購入に身分証明書が必要となる。未成年が買えない理由
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アメリカでポピュラーなスプレー缶入りのホイップクリームはスーパーやコンビニなど、どこでも売られていて手軽に買えるものだったのだが、ニューヨーク州では、購入の際、身分証明書が必要となり21歳未満は買うことができなくなった。
それはいったいなぜなのか?大量摂取による肥満が関連でもしているのか?
実はそうではなく、もっと深刻な理由があったようだ。
・スプレー缶入りホイップクリーム購入に年齢制限
ニューヨーク州では、スプレー缶入りホイップクリームを購入する時には、21歳以上だというが証明できるものを提示することが義務化されている。
その理由は、スプレー缶のカートリッジに含まれる亜酸化窒素にある。
亜酸化窒素は笑気ガスとも呼ばれており、解離性麻酔成分が含まれ、ヒトが吸入すると、陶酔させる作用があることから娯楽用に吸入する若者が増えたせいだ。
だが、血圧の低下、失神、心臓発作、突然死を引き起こす可能性があり、長期的には、記憶喪失や精神病などを患うこともあるとされている。
スプレー缶ホイップクリームは、亜酸化窒素が入ったカートリッジを使って缶からクリームを放出するが、クリームを使い切ると亜酸化窒素のみが出てくる。
『Alcohol and Drug Foundation』によると、「ウィペット」として知られる亜硝酸ガスのカートリッジは簡単に吸入することができるため、近年ではホイップクリームのスプレー缶を使ってそれを放出させる10代の若者が増加の一途を辿っているという。
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・アメリカの若者の間ではびこる亜酸化窒素吸入
伝えられるところによると、アメリカの若者の5人に1人は、13歳になるまでに亜酸化窒素などの吸入剤を使用しているそうだ。
そこで同州は、去年の秋にスプレー缶ホイップクリームの販売を21歳未満には禁止に、また20歳以上が購入する場合は、身分証明書を提示するという法案が可決された。
この法案を後援した民主党のジョセフ・アダボ上院議員は、次のように述べている。
この新しい法律は、私たちの地区全地域にとって重大な問題に対処するための重要なステップです。
ウィペット(缶入り亜酸化窒素)へのアクセスと、スプレー缶入りホイップクリームの販売を制限する必要性が最初に明らかになったのは、近隣の路上で空のウィペットが捨てられているという苦情を受け取った後でした。
私たちの地域に積み上げられた使用済みのウィペットは目障りであるだけでなく、若者の亜酸化窒素乱用の重大な問題を示しています。
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・21歳未満に販売すると店側にも罰金が科せられる
去年に法案が可決されてからも、10代の若者の健康がますます危険に晒されているという懸念が拭えなかったニューヨーク州では、最近になって小売業者の取り締まりを開始した。
もし、店側が21歳未満にスプレー缶のホイップクリームを販売した場合は、法に違反したとして最初は250ドル(約35000円)の罰金が科せられ、その後2回目からは最大500ドル(約69000円)の罰金の支払いを命じられることになる。[画像を見る] ・イギリスでも同様の問題が
ちなみに、先日行われたイギリス・ロンドンのノッティング・ヒル・カーニバルでも、多くの若者が使用したとみられる笑気ガスの缶や風船が街中に散らばっていたことが報じられた。
イギリスでは、若者が工業用サイズの缶を使用する傾向にあることが懸念されている。
大きな缶は、通常レストランやケータリングでホイップクリームを製造するために使用されるが、当然娯楽用ではない。
専門家によると、一部の缶は通常の80 倍の量のガスを供給できるため、人々がガスを吸い込むとそれだけリスクが高くなるという。
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なお、米国麻薬取締局によると、昨年107000 人以上のアメリカ人が薬物の過剰摂取により死亡したという。
2020 年の 93,655 人という数字から見ても顕著な増加で、事実記録上最多だということだ。
若者の健康被害を防ぐために、スプレー缶入りホイップクリームの購入時に身分証明を必要とすることは、致し方ないことかもしれない。
References:Addabbo Bill Prohibiting the Sale of Whipped Cream Chargers to Persons Under the Age of 21 Becomes Law | NY State Senate / New York stores begin enforcing 21 and older whipped cream purchases/ written by Scarlet / edited by / parumo
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