明治天皇との意外な関係。みんな大好き「あんパン」の起源は文明開化にあり (2/3ページ)
こうして考えると、あんパンは「日本人が昔から好きな小豆あん(餡)」と「新しく輸入されてきたパンという食文化」の魔合体、ハイブリッドだったことが分かります。
ちなみに、そこまで「日本人なら誰でも好きに違いない」と考えられたあんパンの「あん(餡)」の起源ですが、もともとは中国の菓子に使われる「肉餡」に由来したと考えられています。日本に伝来したのは聖徳太子の時代で、小豆を使った現在の「あん」が開発されたのは鎌倉時代でした。
実は江戸時代までは、こうした「あん」は高級品でした。大量生産が可能になり、製餡産業が興ったのも明治時代で、豆の皮むき器、豆皮分離機などもこの時代に開発されています。
日本人に昔から馴染んでいる「小豆あん」も「あんパン」も、実は文明開化の申し子だったんですね。
「あんパンの日」も存在するところで、実は「あんパンの日」なるものも存在します。
それは4月4日で、実はこれ、あんパンのバリエーションの一種でたまに見かける、桜の塩漬けが乗ったものと、またあんパンが日本中に広まったことと深い関係があるのです。