スペインでヨーロッパ最大級の巨石遺跡がアボカド農園建設予定地で発見される (4/6ページ)
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広大な遺跡には、このような立石や台座のような巨石がたくさん建っている / image credit:University of Huelva・祭祀場として利用されていた可能性
イベリア半島ではユーニクな遺跡だ。こうした立石やドルメン周辺での人間の共同活動は、先祖代々からの縄張りを固定し、集団内の結束を育み、長期間にわたる、その場所の記憶を作り出す役割を果たした可能性があると論文には書かれている。
ドルメン、埋葬塚、石櫃は、死者のための住まいとして、また先祖への供物を捧げる祭祀場として代用された可能性がある。
周辺の共同体は、この場所を先祖とつながり、癒しを得るための社会的プラットホームとして使っていたのだろう。
考古学者たちは、亀裂や損傷のある不完全な石は、完全なものを優先して、捨てられたらしいことに注目し、それらがなにが特別なもののために必要だったことを示した。
また、季節の移り変わりや天体観測と、なんらかの関係あるのではないかとも推測されているが、ストーンヘンジのように証明することは難しそうだ。
ふたつのストーンサークル(環状列石)は、丘陵の外周にあり、明らかに東を向いている。
論文著者は、「これらは東の地平線がはっきり見える丘の上に建てられていて、そこから春分や秋分、夏至・冬至の日の出を見ることができる」と書いている。