戦地に駆り出された少年たち!白虎隊が自刃し悲劇の最期を迎えるまで【後編】 (2/3ページ)

Japaaan

飯盛山より鶴ヶ城を望む

少年たちの絶望

飯森山の山裾には、猪苗代湖から若松城下へ水を引くための用水路である戸ノ口堰洞門があり、水路は山の西側に通じていました。

飯森山の戸ノ口堰洞穴

隊士たちは洞門を潜り抜けて冷たい水の中を進み、若松城下が一望できる高台に到着します。

しかし、そこで目の当たりにしたのは、炎に包まれた若松城と城下町の光景でした。

隊士の野村駒四郎は城に入って敵と戦うことを提案しますが、篠田儀三郎「城に入るのは不可能ではないが、誤って敵に捕まり捕虜となったら君主や先祖に申し訳ない。潔くここで自刃し武士の本分を明らかにすべき」と提案します。

最終的にはこの意見に全員が賛成し、午前11時ごろ、少年たちは集団自決を決断。このとき、20名のうち19名が死亡しましたが1人だけが奇跡的に生き延びます。

最後の生き残り

生き残った少年の名は飯沼貞吉

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