「目の前の患者を最優先」をやめたクリニックで起きた変化 (3/4ページ)

新刊JP

今は自動血圧計を置いて、来院した患者さんがそれぞれに血圧を測るクリニックが多いと思いますが、うちはあえて置かないで私が測っています。そういうところ以外はできるだけ機械化しようという考えでやっています。

――どんなところを機械化していますか?

來村:予約はWEB予約にしています。電話予約もできるのですが、最初は機械の自動応答です。患者さんに聞かれることは大体決まっているので、そういうところは機械がカバーして、人が応対しないといけない電話だけこちらに繋がるようにしています。

もう一つはお会計のところで、ポスレジと自動釣銭機を入れています。クリニックは一日の最後に診療点数とお金が合っているか計算するのが大変なんですけど、ポスレジはそこを自動でやってくれるので楽ですね。

あとはYouTubeを活用しているのも一種の機械化だと思います。うちは頭痛専門のクリニックなので、頭痛薬の種類とか、飲む時の注意などをよく患者さんから質問されるんです。だからそういったよく聞かれることについてのアドバイスは動画を作ってYouTubeに上げて、QRコードからいつでもアクセスできるようにしてあります。クリニックで聞いたことを忘れてしまうこともあると思うので。

――高齢の患者さんも多いかと思いますが、Web予約やYouTube動画などを使いこなせるのでしょうか?

來村:最初は難しいかなと思っていたのですが、意外とみなさん大丈夫なようです。自分ではできなくても息子さんやお孫さんにやってもらったりしていますし、70代後半でも自分でスマホから予約できる方もいます。YouTubeについては高齢の方でも見ている方は多いので、慣れているのではないでしょうか。今はテレビでYouTubeが見られることもあって「先生はテレビに出るほど偉い先生なんですね」と言われることもありますが(笑)。

――クリニックとして、あるいは医師として世の中に発信したり、開発したいものがある場合、企業とのジョイントベンチャーも一つの手だとされています。

「「目の前の患者を最優先」をやめたクリニックで起きた変化」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る