砂糖は昔は高級品だった!日本国内での普及・製造の歴史をたどる【前編】 (2/3ページ)
さらに饅頭と羊羹のルーツとなる「点心」が中国から持ち込まれます。
当時の饅頭と羊羹は甘くありませんでしたが、室町時代には砂糖入りの「砂糖饅頭」や「砂糖羊羹」が作られることもありました。
さらに15世紀半ば頃から茶の湯が流行すると、それらが茶菓子としてふるまわれるようになります。それでもまだ、当時は砂糖が入ったものは高級品でした。
その後、戦国時代に南蛮貿易が始まると、カステラやコンペイトウなどの南蛮菓子が持ちこまれます。織田信長がコンペイトウを好んでいたのは有名な話ですね。
その後、砂糖の流通量は徐々に増えていき、南蛮菓子や砂糖が大名への贈答品として用いられるようになり、一般庶民の間にも砂糖が広く伝わっていきました。
江戸時代から国内生産がスタート江戸時代初期には、国内でも砂糖が製造されるようになります。日本初の砂糖作りは琉球で始まったとされており、17世紀に中国からサトウキビの栽培と黒糖の生産法が伝わり、黒糖を製造したのが、いわば「製糖事始め」だったようです。
その後、奄美大島、喜界島、徳之島でもサトウキビが栽培され、この辺りを管轄していた薩摩藩は莫大な収益を得ました。