純烈・小田井涼平【人間力】インタビュー「新たなことに挑戦するなら今が最後」純烈を卒業した後の展望を語る (2/2ページ)

日刊大衆

卒業は、けっこう前から考えていて、最初に紅白に出場した年(2018年)の2〜3年前から強く意識するようになりました。

 ただ、紅白に出場することができたので、その翌年は当然仕事が増えて……。そこで辞めるのは無責任だと思って、タイミングを見ていたら、それが今だった、という感じです。

■『純烈』を卒業しても、もちろんこの仕事は続けていきます

『純烈』を卒業しても、もちろんこの仕事は続けていきます。一人で活動することに不安はない……と言ったら、正直、嘘になりますね。主体性を持って判断ができる一方で、当然、一人で全部解決しなくちゃいけないですから。ただ、グループでやっても、グループなりの不安は常にあるので、一人になるからどうしよう、という迷いはあまりないです。

 卒業発表をしてから「次は何をやるんですか」とよく聞かれます。でも、具体的なことはあまり考えていないんです。というのも、僕的には一旦、仕事のペースを落とそうと思っているんです。現在51歳ですが、1日2回公演をこなしながら全国を回ると、どんどん疲労が蓄積しているのを感じるんです(笑)。

 僕の場合は50歳を超えて、体力がガクンと落ちたのを実感しましたね。僕が30代ぐらいのときは50代くらいの疲れ切ったおじさんを見たら「気合いで頑張れ!」って言っていたけど、自分が実際にこの年になったら、そうはいかないというのが分かりました(笑)。 また、一年中全国を巡業しているから、家のことも奥さんに任せっぱなしで、ほとんどできていない。そんな現状を考えたら、次のステップうんぬんよりも仕事を選んでいこうかなって感覚なんです。

 ただ、これが60歳で卒業して、それから何か新しいことをやろうとしてもなかなかキツイと思うんです。だったら、動けるうちにやっておきたい、新たなことに挑戦するなら今が最後だと思っています。

 60〜70歳のおじいちゃんになったとき、どうやって生きるかってこともそろそろ考えながら始めていて(笑)。なので、今後はお芝居以外にも、趣味を生かした仕事にも、挑戦してみたいですね。

小田井涼平(おだい・りょうへい)
1971年2月23日、兵庫県生まれ。A型。身長188センチ。モデルを経て、2002年に特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』の北岡秀一/仮面ライダーゾルダ役で俳優デビュー。2007年、男性ムード歌謡コーラスグループ「純烈」としての活動を開始。2022年いっぱいで同グループを卒業。10月5日にグループとしては初めてのソロアルバム『息子がお世話になりました』のリリースが決定している。

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