2022年第2四半期完全ワイヤレスステレオ(TWS)グローバル市場における出荷量を発表〜ローエンド機種が市場を牽引〜 (1/4ページ)
カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、ハイテク機器の需要全体がインフレにより落ち込む中、完全ワイヤレスステレオ(TWS)ヒアラブルのグローバル出荷量は、2022年第2四半期に、前期比で13%、前年同期比で15％の成長を遂げたという最新のTWS Hearables Market Trackerを発表致しました。
価格が安価であるエントリーレベル機種はインフレの影響を受けなかったため、50米ドル未満のローエンド機種がこの成長を支えました。インド、中近東、中南米などの新興国市場ではローエンド機種のおかげで前四半期より成長を遂げましたが、その一方、中国市場は弱い経済とゼロコロナ政策の影響で低迷という結果でした。COVID-19とマクロ経済状況の影響を受け、2022年第2四半期のTWSグローバル市場全体の成長は緩やかなものとなりました。
図1: TWSグローバル市場 出荷台数 2020年第1四半期～2022年第2四半期
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzMDQ0NDYjNzc3NDVfdXFLR2FKWFp6eC5wbmc.png ]
出典: カウンターポイント社TWS Hearables Market Tracker
消費者は不景気に対する懸念から、コストパフォーマンスに優れるTWS機種を受け入れているため、低価格～中位価格を狙うXiaomi、QCY、Skullcandyなどのメーカーにとって大きな事業機会となっています。新興国ではTWS新機種の需要がまだ存在しており、こうしたメーカーは100米ドル未満のセグメントでこの四半期に業績を伸ばすことができている状況です。
