月経に悩む多くの女性に知ってほしい!バイエル薬品が示すLEP治療の可能性 (1/3ページ)
痛みや不調など、毎月多くの女性が悩まされている月経。病気ではないからという理由で周囲にも相談できず、ひたすら我慢しているという方も多いのではないでしょうか。
バイエル薬品株式会社が「月経による現代女性の健康問題と就労への影響」をテーマにプレスセミナーを実施しました。
個人だけではなく、社会への影響も大きい月経困難症
セミナーでは日本人月経困難症患者を対象に実施された月経随伴症状、健康関連QOL、労働生産性に関する観察研究結果が発表されました。月経困難症の症状が多岐にわたり、女性の心身に大きな影響を及ぼすことが示されました。
また、「日本では約900万人の月経困難症の患者さんがいると推計されています(※1)」とプレスセミナーで話されたのは、論文の筆頭著者である山梨大学医学部産婦人科准教授 吉野修医師。
これだけ多くの人が悩んでいながら、日本は欧米諸国の女性よりも適切に婦人科を受診して治療を受けている女性が少ないのが現状だと言います。
そして、このような状況について、吉野医師は「女性自身のQOL低下のみならず、労働生産性の低下に伴う経済的損失にもつながり社会的な問題となっている」と警鐘を鳴らしました。
人間関係や社会生活に困難をもたらす、現代の月経事情
月経困難症や子宮内膜症のリスクが増えた背景として、大きく関係しているのが「女性のライフサイクルの変化」です。昔と比べると、初経が早い一方で閉経は遅くなっており月経期間が長くなっています。また、現代女性は出産や授乳期が減少しているため、昔は約50回だった月経が約450回とおよそ9倍にまで増えているのです。
月経の時間と回数が増えるということは、必然的に月経困難症や子宮内膜症になるリスクも上がるということですよね。