オオカミには人間に愛着を示す本能が備わっていることが明らかに (2/4ページ)
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・オオカミの子と犬の子の人間に対する行動を比較
今回の研究でハンセン=ウィート博士らは、生後10日から育てたオオカミ(10頭)と犬(12頭)の子を対象に、さまざまな実験を行い、家畜化によって両者の行動にどのような変化が起きたのか探っている。
実験はたとえば、飼い主と見知らぬ人に交互に部屋に出入りしてもらうというものだ。
子犬なら飼い主と一緒にいれば安心するし、見知らぬ人と二人きりになれば不安になる。
だから飼い主が部屋から出て行こうとすればついて行こうとするだろうし、部屋に戻ってくればまとわりつくなど、愛着行動を見せることだろう。
ではオオカミの子供はどうだろう。 子犬のように飼い主と見知らぬ他人を区別して、飼い主ほど長くまとわりつこうとするだろうか?
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・オオカミにも親しい人間に愛着行動があった!
今回の実験で、まさにそのような行動が確認された。オオカミの子も、犬の子同様、飼育者に対して愛着行動を見せたのだ。
ハンセン=ウィート博士は、「オオカミも犬と同じように、見知らぬ人より親しい人を好んでいることが明らかでした」と語る。
だが、それ以上に興味深いことがあった。
それは犬の場合、実験室にいても普段と変わりなかったのに、オオカミは環境に影響され、ソワソワと歩き回っていたことだ。
ところが飼い主が入室すると、それがぴたりとおさまったのだ。これは飼い主がいることで、オオカミのストレスが緩和されたことを示している。