オオカミには人間に愛着を示す本能が備わっていることが明らかに (3/4ページ)
ハンセン=ウィート博士によれば、オオカミのこうした行動が観察されたのは世界初であるとのこと。これはオオカミが人間と強い絆を結べるという裏付けであるという。
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飼育者と親しい関係を築いた子オオカミのビョーク / image credit:Christina Hansen Wheat・犬と人間の絆は、すでにオオカミ時代からあった
こうしたオオカミと犬の類似点からは、犬の愛着行動の起源をうかがうことができる。
つまり、子オオカミが愛着行動を示したということは、この行動が犬で発達したわけではなく、犬になる前のオオカミの時代にすでにあったということだ。
ハンセン=ウィート博士によれば、これはオオカミの歴史を物語る上で重要なことであるという。なぜなら、人間に愛着を示すオオカミは、人間からパートナー(家畜)として選ばれやすかったと考えられるからだ。
数ある動物の中からオオカミが選ばれ、犬として人間と歩み出したのは実は必然だったのかもしれない。
ハンセン・ウィート博士は、今後もさらにオオカミと犬の共通点と相違点を詳しく探っていく予定であるとのことだ。