地球温暖化を止めるために「北極と南極を再氷結させる」驚きの計画の概要が発表される (1/2ページ)
ここ数年、世界中を異常気象が襲っている。夏場の高温や集中豪雨、大型化するハリケーンや台風などの異常気象は地球温暖化も遠因なのではないかと言われている。一部の気候専門家は、人間の活動が現状のまま進めば地球温暖化を「ティッピング・ポイント(tipping point、転換点などの意)」まで押し上げてしまい、極地の氷冠の融解が不可避となると警告している。
だが、一部の研究者が地球温暖化や気候変動を止めるために「北極と南極を再氷結させる」という前代未聞の研究を発表して話題になっている。
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イェール大学のウェイク・スミス教授が率いる新しい研究は、125機のタンカージェット機を使用して、地球の大気の一部を覆い隠すというもの。大気中に二酸化硫黄を主成分とする微小なエアロゾル粒子を、両半球の高度4万3000フィート付近の2つの大きな雲に噴霧することで、極地に向かって粒子が流れていき、氷の上にわずかな影を落とす。その結果、気温が下がり氷の融解と減少を最小限に抑えられるというのだ。ちなみに、この説を現実のものとするためには、125機の軍用空対空給油タンカーを年間17万5000回も飛行させることが必要だと科学者たちはいう。
あまりにも驚くべき計画だが、他にも大気中に大量の粒子を散布することで予期せぬ気候変動の結果を招く可能性があるのではないか。また、毎月1万回以上も飛行するには膨大な物流管理が必要になるので費用対効果がどうなるのか、という反論が他の専門家からも出てきている。
しかし、この研究の著者であるスミス教授は、「リスクと便益の方程式が成立するとしたら、それは極地でしょう。意図的に地球のサーモスタット(温度調整機能)を回すことは、全人類にとって共通の関心事となるのです」として、この実験が有益であることを主張している。
確かに人類にとって地球温暖化の進行は喫緊の課題の一つであるが、このプロジェクトの規模と影響を考えると、現実的に進めるには国際社会の承認と支援が必要になる可能性が高い。