残業時間を激へらすためのたった一つの「正しい道」とは (1/3ページ)
企業の「働き方改革」が叫ばれる昨今、「限られた時間の中で最大の成果を上げる」ことは、企業やそこで働く従業員に突き付けられている課題だ。
一方、この課題は仕事に限った話ではない。「何にどれだけ時間を使うか」ということは、究極的には「私たちがどう生きるか」ということと同じだからだ。
■世界的ベストセラーで紹介された時間術の盲点時間術に関しては、古くから様々なノウハウが共有されてきた。世界的ベストセラー『7つの習慣®』で紹介された「時間管理マトリクス」は、最も有名なノウハウの一つだろう。
「時間管理マトリクス」では、あらゆるタスクを「緊急度」×「重要度」それぞれの「高低」で、4つの種類に分類する。「緊急度は低いが、重要度の高いタスク(第Ⅱ領域)」に優先的に時間を割くことで、タスクの総量を減らし、時間を有効活用するという画期的なものであった。
但し、これにはひとつだけ盲点がある。そもそも多くの人は、「重要度」を正しく見極めるための判断基準を持っていないという点である。「重要度」を正しく判断できなければ、このノウハウは単なる小手先のテクニックとなり、生産性向上は絵に描いた餅に終わってしまう。
■「パッション」と「ミッション」を自覚すれば、「重要度」が明確になる『仕事ができる人の最高の時間術』(田路カズヤ著、明日香出版社刊)は、時間の使い方を決める前に、まず自分の「パッション(自分が情熱を持てること)」と「ミッション(自分が使命感を持って取り組めること)」を自覚するべきだとしている点で、時間術を扱う多くの本とは一線を画す。
このことによって、やるべきことの優先順位が明確になる。自分の「パッション」と「ミッション」に沿うものは「重要」だと即決できるので、「やらなくていいこと」や「付き合わなくていい人」を決断することができるのだ。
■「戦略」と「戦術」を洗い出せば、「重要度」が明確になるただ、ビジネスにおいて、自分の「パッション」と「ミッション」に沿うものだけに集中することは現実的には難しい。そこで、効率的かつ効果的な「戦略」と「戦術」が必要になる。