武豊「ディープインパクトを勝たせてあげられなかったレースを、今でもときどき夢に見る」10月2日「凱旋門賞」直前独占インタビュー (2/2ページ)

日刊大衆

「毎年、このレースに騎乗依頼をいただけるような騎手になりたいと思うようになりました」

 欧州の名門であるA・ファーブル厩舎から、サガシティでの騎乗依頼が舞い込んだのは、フランスに拠点を移した1年目、01年のことだ。

「騎乗依頼をいただいたのは、本番1週間前でした。諦めかけていたところに、あのファーブル厩舎からの依頼ですからね。こんなことって本当にあるんだ、と思いましたね」

 出走頭数は17頭。O・ペリエ、C・スミヨン、L・デットーリ……。名だたるジョッキーが顔をそろえた中で、武豊は「YUTAKA  TAKE」の名前を世界に刻み込んだ。

「結果は3着でしたが、僕にチャンスをくれたオーナーや調教師の先生が、手放しで喜んでくれて。地元の新聞に、“上位陣はほぼ人気通りに走った中で、YUTAKAのサガシティだけが番狂わせだった。彼じゃなかったら、サガシティが3着になることはなかったかもしれない”と絶賛していただいたことは、大きな自信になりました」

 夢は手の届くところまできた。武豊はこのとき、確かな手応えを感じた。

 しかし、“今度こそ!”とディープインパクトとともに臨んだ06年のレースで、その思いは無残にも打ち砕かれた。

「今でもときどき、夢に見るんです、あのレースのことを。なぜ勝てなかったのか。なぜ勝たせてあげられなかったのか。いくら考えても答えは出ないんですけど、考えちゃうんです」

 武豊騎手はインタビューで今年の凱旋門賞への思いも語っている。この続きは現在発売中の『週刊大衆』10月10日号で。

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