ロシア国内で相次ぐ要人の不審死…プーチン大統領の粛清?ロシアの現状とは

ロシアのウクライナ侵攻後、ロシア国内で相次ぐ実業家や要人らの不審死。ついに9人目の犠牲者が出た。
「9月12日、実業家で、ロシア極東・北極圏地域の開発を担当するイバン・ペチョリン氏が遺体で発見されました。ウラジオストク近海で、高速ボートから転落したと見られています」(全国紙国際部記者)
不審死を遂げた9人は、いずれもプーチン大統領による“粛清”が噂される。
「プーチン氏は戦況の悪化から、予備役の兵士の“部分的動員”に踏み切るなど、崖っ縁状態。9月7日には、プーチン氏の地元・サンクトペテルブルク内の地区議会が、大統領辞任を求める要請書を可決。盟友であるチェチェン共和国のカディロフ首長からは、作戦を批判されるなど突き上げにさらされているんです」(前同)
一方、国際評論家の井野誠一氏はプーチンの“見えない敵”の存在を示唆する。
「暗殺されたペチョリン氏は、プーチン大統領からの信任が厚かった。暗殺はロシアマフィアの仕業という説も浮上しています。プーチン氏は長年、エネルギービジネスに介入していたマフィアを冷遇していたため、見せしめとして大統領と親密なペチョリン氏が殺されたという読みです」
謎が深まる中、プーチン大統領が最も殺害したい相手、ウクライナのゼレンスキー大統領にも事件が発生。
「14日、キーウ市内で、ゼレンスキー大統領の乗った車に乗用車が衝突。大統領は軽傷でしたが、相手の車にブレーキをかけた痕跡がないことなどから、ウクライナ当局はテロの可能性も念頭に捜査しています」(前出の国際部記者)
前出の井野氏は、「ゼレンスキー大統領の行動予定は極秘管理され、連絡も周波数や回線を日々変え、居場所の特定を防いでいます。にもかかわらず、ロシア側が大統領の位置を特定できたとしたら、ウクライナ側に工作員が潜んでいる可能性もある」
テロや暗殺を実行するのは、プーチン子飼いの“殺しの軍団”だ。
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