ゴクゴクするよ。めったに水を飲まないトビネズミが水を飲む (1/2ページ)
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砂漠に生息するトビネズミは細長い脚と尻尾でバランスを取り、ぴょんぴょん跳ねる姿が、小さなカンガルーのようだ。
通常は食べ物から水分を取るので水を飲むことはほとんどないのだが、連日の高温でよほど喉が渇いていたのだろう。
野生のトビネズミにコップに入れた水を差しだしたところ、ゴクゴクと飲んだそうだ。
・水を飲む野生のトビネズミ
その小さな体にはそぐわない、とても長い後ろ脚を持つトビネズミは、頭胴より長い尾と、後ろ脚でバランスを取りながらピョンピョンと飛び跳ねて移動する。前脚はとても短く、歩行には使わず、食物を持ったり穴を掘るのに使う。
砂漠やステップなどの乾燥した地域に生息しており、トビネズミの仲間は確認されているだけで、11属30種が知られている。
中東の灼熱の砂漠で野生のトビネズミと出会った、TikTok ユーザーの「K8m14」さんは、コップに水をいれてトビネズミに差し出してみた。
するとよっぽど喉が渇いていたのだろう。ゴクゴクとかわいらしく水を飲んだという。
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おそらくこのトビネズミにとって初めて飲む水だったのかもしれない。
乾燥地帯に住む野生のトビネズミはあまり水分を必要としない体になっているため、必要な水分は植物、種子、昆虫といった食料からすべて補うことができるのだそうだ。
だがペットとして飼われている個体の場合、水を飲むこともあるのだそうで、まったく飲めないわけではないという。
愛くるしいフォルムが魅力のトビネズミ。