エンタメ作品でおなじみ忍者の「手裏剣」は武器ではなかった!?そのさまざまな用法をご紹介 (3/4ページ)
私たちが想像する手裏剣とは全然違いますが、いずれにしても「敵を振り切る」ことが目的になっているのがわかりますね。
さらに、手裏剣は防弾チョッキのように使われてもいました。基本的に手裏剣は袋に入れて腰にさげて携帯しましたが、数枚は胸に忍ばせて防弾や防刃にしていたのです。
懐に忍ばせておいた金属によって敵の攻撃を防ぐなんて、まさにマンガですね。
もちろん武器として使用することもあります。そのような手裏剣術は責手裏剣(せめしゅりけん)と呼ばれ、手裏剣自体にも殺傷力を増す工夫が施されました。
たとえば松明や火薬を使用した火勢剣(かせいけん)、目つぶしや眠り薬などで相手の無力化を狙う薬剣(やくけん)、毒を使う毒剣(どくけん)があります。
中でも毒剣は手裏剣の刃に毒を塗って敵の命を仕留めるもので、暗殺目的で使用されていました。
使われた毒は、トリカブトなどの猛毒のほかに、不衛生な糞尿を塗って敵に破傷風を負わせることもあったようです。
どれをとってもマンガのような使い方ですが、昔の人も考えることは同じだったのでしょう。
棒手裏剣の難しさ手裏剣の形にもさまざまなものがあります。