後鳥羽上皇の懐刀?星智也さんが演じる京武者・藤原秀康の生涯をたどる【鎌倉殿の13人】 (3/4ページ)
尼御台・政子(演:小池栄子)の演説が彼らの心を打ったのでしょうか。
上洛する泰時たちを迎え撃つ……惜名之族。早討取秀康。胤義等。可全三代將軍遺跡……
※『吾妻鏡』承久3年(1221年)5月19日条
【読み下し】名を惜しむの族(ともがら)は、早く秀康と胤義らを討ち取り、三代将軍の遺跡(ゆいせき)をまっとうすべし。
【意訳】坂東武者の名誉を守りたいと思うなら、一刻も早く藤原秀康・三浦胤義を討ち取り、源氏三代(源頼朝・源頼家・源実朝)の作り上げた鎌倉を守るのです!
もう公家どもの犬に成り下がるのはまっぴらだ!そんな思いが坂東武者たちに刺さり、北条泰時(演:坂口健太郎)らが上洛してきました。
これを迎え撃つべく秀康らは墨俣(現:岐阜県大垣市)に布陣しますが、兵力集中・先制攻撃を主張した山田重忠(やまだ しげただ)らの意見を退けます。
少ない兵力を分散させる戦術を採った結果、各方面で個々に撃破されてしまいました。
果たして決戦に敗れた胤義は京都で自害。秀康・秀澄兄弟は再起を期して脱出したもののやがて捕らわれ、10月14日に処刑されてしまったということです。