母親の頭にビールをかけた継父に激怒、息子が射殺 正当防衛を主張 (1/2ページ)
母親がひどい目に遭っている姿を目撃したら、助けようとするものだ。海外では、母親をかばうだけでは収まらず、とんでもない行動に出てしまった人がいる。
アメリカ・テキサス州サンアントニオの住宅で、母親と口論をしていた継父を射殺したとして起訴されていた男の裁判で、裁判所が男に有罪判決を言い渡した。海外ニュースサイト『Law and Crime』『Oxygen』などが10月3日までに報じた。
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報道によると事件は2021年3月5日早朝に起こった。当時19歳の息子(以下男)は、母親(年齢不明)と49歳の継父が口論しているのが聞こえたという。別室にいた2人の元に駆けつけた男は、継父が母親の頭にビールをかける瞬間を目撃。男は激怒し、2人の間に割って入った。しかし今度は男が継父と口論を始めたそうだ。
継父は男にポータブルスピーカーを投げつけて、その場を去っていた。男は、自宅内に保管してあった銃を持ち出したそうだ。母親は「お願いだから銃をしまって。殺す価値もない」と男を制止するも失敗、男は継父を追いかけて家の外に向かった。男は、持っていた銃で継父を撃ったという。
母親が警察に通報。駆け付けた警察は、殺人罪で現場にいた男を逮捕した。捜査関係者によると男は捜査に協力的で、継父を銃で撃ったことは認めているが「殴られそうになったから」と正当防衛を主張している。撃たれた継父は病院に搬送されたが、死亡が確認された。腹部を6発ほど撃たれていたという。
10月3日に開かれた裁判では、殺人罪で有罪となり、禁固刑18年が男に言い渡されたという。
正当防衛は認められなかったようで、控訴するかは検討中だという。
このニュースが世界に広がるとネット上では「母親を守った素晴らしい息子だ」「息子が自ら父親に制裁を下した」「朝からビールを飲むようなダメ男。