節電ポイントは絶対にもらうべし!値上げ地獄を無理なく、楽しく!プロ直伝「生活防衛の裏技」 (2/2ページ)

日刊大衆

それだけに冬場は、暖房を効果的に使うと、夏よりはるかに節電効果が高くなります。冷気は重たいので部屋の下に、暖かい空気は逆に軽いので上に向かいます。暖房をつけてもなかなか暖まらないのは、このため。そこで、扇風機などを天井方向に向けて暖かい空気を部屋全体に行き渡るようにし、部屋の上下の寒暖差をなくすことがコツです」

 エアコンの取り扱い方では、設定温度に加えて湿度にも注意したい。前出の丸山氏が言う。

「部屋の湿度を60%前後にすると、体感温度がアップします。かといって、加湿器の使い過ぎは節電になりません。洗濯物の部屋干しの他、入浴後に風呂場のドアを開けて、部屋の中に湿気を入れるといった工夫をしましょう」

 次に、暖房器具の使い分け方も冬の節電のコツだ。

 暖房器具にはエアコンなどの対流式、電気ストーブなどの器具そのものが発熱する輻射式、そして、電気毛布やホットカーペットなどの熱伝導式の3タイプがある。タイプ別の有効活用法について、前出の和田氏がアドバイスする。

「たとえば、広いリビングで一人、映画を楽しんでいるような場合、部屋全体を暖める必要はありません。自分だけが暖かくなればいいので熱伝導式の暖房器具が最適です」

 暖房による節電に成功したら、給湯、つまり、お湯の節約に着手したい。お湯で問題になるのが、やはり使用量の多いお風呂。ここで注意したいのは、節約のために夏と同じようにシャワーですましていると、逆効果になる場合があるということだ。

「シャワーを約15分使うと、お湯の量は浴槽1杯分に相当します。特に冬場は長くシャワーを使う傾向にあり、一人暮らしならともかく、家族がいたら逆効果。もちろん追い炊きは禁物なので、時間を決めて家族みんなが続けてお風呂に入りましょう。難しいなら、100円ショップなどで売っている保温シートを湯船に浮かべて、フタをしておけば、お湯が冷めにくくなります」(和田氏)

 続けて、見落としがちなのが部屋着だ。保温性の高い部屋着にするのも一つの手だが、体感温度を上げるコツがネックウォーマーなどの活用だ。

「手首や足首、首回りには動脈が通り、そこを温めることで血流がよくなって、体感温度が上がります。家でマフラーを巻くのは、不自然かもしれませんが、レッグウォーマーやネックウォーマーなら、抵抗感もあまりないのではないでしょうか」(和田氏)

 10月17日発売の『週刊大衆』10月31日号ではこのほかにも家計を助ける防衛術を大特集している。

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