これは脈あり! と思いきや……。彼の地元にまで行ったのに失恋した話 (3/3ページ)
地元にまで飛んで追いかけてきたのに、こんないい雰囲気の中でのダイナミック失恋。
……恥ずかしすぎる!!!!
気まずくて沈黙もつらくて、「……地元にまで遊びにおいでなんて言ってさ、」と言ったら、彼も「……ごめん! 来てくれたら楽しそうだなって思って……」と弁解しましたが、楽しそうだなで呼ぶんじゃないよ女性を! 暇つぶしにすんな!!
悲しさもありましたが、急激に心が冷えていくのがわかりました。みんなみんな全て無くなればいいのに。滅。
■恋の終わり
こうして私の恋は撃沈し終わりを迎えました。
その後の記憶が無いのできっと彼の地元のどこかに落としてきたのでしょう。あのやたらしゃれた居酒屋でしょうか。もうそれでいいです。
帰りの新幹線でお弁当をもぐもぐと食べたのだけなんとなく覚えています。どんな時でも食べられることは大変良いことです。こんな時くらい落ち着いてもいいんですけどね、私の食い意地。元気かよ。
その後しばらくして夏休みが終わった彼が出勤してきましたが、バイト先で顔を合わせた時も何もなかったかのように「無」でいられたのは良かったなと思います。
自分の切り替えの速さは今もけっこう好きです。
■イタい恋から得た教訓「恋は理不尽」
どれだけ好きであったって、どんなに相手を想っていたって、たとえそれが相手に伝わっていたとしてもそれが片方のみじゃダメで……。双方向でなきゃカップルにはならないんですよねえ。いや落ち着いて考えたら当たり前のことなんですけど。
当時は天啓かのように「そっか!!!!」って思いました。そっか! じゃないよ。
でも、できることはやったし、想いは出しきったので全然引きずらなかったのが幸いです。若い恋心を思いっきりぶつけさせてくれてありがとう。いつも楽しくて大好きだった。もう顔もあんまり覚えてないけど。
思い出すと少し切なくて甘酸っぱい、私のイタい恋の思い出です。
(文・ぺろ美、イラスト・菜々子)