猫は飼い主が自分に話しかけているのか、自分以外に話しかけているのかを聞き分けることができる (1/3ページ)
[画像を見る]
「俺か、俺以外か。」が猫にもきっちりわかるのだそうだ。新たな研究によると、猫は飼い主の声が自分に直接向けられていることを認識しており、他の人間に向けた声や、他人が猫に向けた声と区別しているという。
これは16匹の猫を対象にした小規模な実験だが、人間に対してクールな態度を示すと言われている猫が、実際には飼い主に愛着を示し、強い絆を築いている可能性がある証拠が示されたという。
この研究結果は『Animal Cognition』誌に発表された。
・猫が人間に話しかけられた時の反応を調査
人間の声のトーンは、幼児や犬など、話しかける相手によって変わることは知られている。
これまでの研究では、人間が猫に声をかけるときのトーンの違いはわかっても、猫側がそれにどう反応するのかは、知られていなかった。
フランス、パリのナンテール大学のシャーロット・デ・モゾンらは、16匹の猫を対象に実験を行っ
た。
飼い主と見知らぬ他人の声が発した、猫に向けられた言葉と人間の大人に向けられた言葉を、あらかじめ録音し、それぞれの声に猫がどのような反応を示すのかを観察した。
3つの条件で実験をしてみた。
第一の条件は、話しかけてくるのが見知らぬ他人(大人)から猫の飼い主に変わった場合、第2の条件は、飼い主が猫ではなく他人に話しかけた場合、第3の条件は、他人が口調を変えて猫、および別の人間に話しかけた場合だ。
それぞれの音に対して、猫がなにもしない、耳を動かす、瞳孔が拡張する、尻尾を動かすといった、反応行動の強さを記録・評価した。